知能住宅 VS. アウェアホーム
飛行機で暇つぶしに読んでいた日経の科学欄に『知能住宅』※1の記事がありました。
"VS."とつけましたが、基本的にこの2つの言葉の中身は、ほぼ同じです。ただ、用語としてどちらが定着するでしょうね。そういう意味で"VS."とつけました。
さて、うちの大学でも『アウェアホーム』プロジェクトがあって、やはり居住者の状態をさまざまなセンサでモニタリングして各種情報を提示する研究が進められています(ちなみに日経の記事で主な研究機関として上がってなかったですね。これをどう見るか…)。『アウェア』とは『アウェアネス』の略で日本語では『気づき』って言ったらいいんでしょうかねぇ。
ようするにセンシングやモニタリングの結果を元に自分では気づかない変化とかを教えてあげるわけですね。
さて、"VS."の勝敗予想ですが、早いとこ目に見える成果を出して言ったもん勝ちなんでしょうね。あと、漢字4字ってのはちょっと強いかもねぇ…。
※1…家の中の日常的な家具にセンサなどをつけて居住者のさまざまな状態をセンシングして、それに応じた情報提示を行う技術。たとえば、冷蔵庫の中にセンサやカメラがあってモニタリングしてくれて、足らない食材が表示されるとかメール配信されるとか、ベッドにセンサがあって寝てる状態をモニタリングして健康状態を感知して知らせたりとか(「睡眠時無呼吸症候群だよ」とかね)。
そういえば、象印なんかでお年寄りを対象にお湯を沸かすポットの利用状況をモニタリングして利用が突如切れたりしたらSOSを出すなんて製品がありますが、アレもそうなのかも。
※閑話休題
そういえば、同じ科学欄にコンピュータの将棋ソフトウェアがプロ棋士(5段)に勝ったという記事が小さくありました。その時に、そのソフトウェアのことについて、あるプロ6段がコメントをしてたのですが、その方はうちの大学の教授みたいです。プロ棋士と大学教授を兼任なされてる方なんているんですね。しかも、私大ではなく国立(私大より任用条件が厳しい(厳密に博士号取得かどうかが条件になったりするので)のに)となると珍しいですが…。
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