教育の問題
CEDEC2007のラウンドテーブルの「より高度化する開発現場に向けた、CG教育の進め方」のまとめと言うのが出てますね(なんか、デザイナーの話が多い気がするけど)。
http://www.igda.jp/modules/news/article.php?storyid=1257
http://www.cgarts.or.jp/news/2007/071022.html
ゲーム会社からすると、きっと期待できない学校教育から社内教育でなんとかしなきゃいけないのかもしれないけど、かといって会社の規模とか人員から社内教育が難しい場もあるよなぁ。
特に、プログラマブルシェーダの登場で、アーティスト側にエフェクトをやらせたいというのはあるんだろうけど、今のデザイナー教育の範囲を超える話題が出てくるしねぇ。モデラー付属のレンダラに任せっきりでライティングに関して知らない、なんてあるだろうし。
プログラマの話では、大学にいる人間の立場からすると、現在の一般的な水準に達するリアルタイム3Dグラフィックスプログラミング(OpenGLでもDirect3Dでも固定機能しか使えない人は×。つーか、オフラインでもちゃんとした教育が出来る人って考えると日本のグラフィックス教育そのものが寒いよなぁ)が出来る教育者は圧倒的に少ないのは実感できますね。
まぁ、国内でリアルタイムグラフィックス自体で研究室としてやってくのはきついしなぁ(共同研究とか、各種助成金の申請とか)。
あと、学ぶ意欲があればカバー出来るというのは、運に任せる要素が強いので、教育システムが整ったところには弱いよなぁ。
それにしても、うちだって、いつかグラフィックスのプログラム出来る人がいなくなるかもしれないし(グラフィックスプログラミング出来るだけではダメで、ちゃんと教えられるスキルがあるかどうか)。
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